2014年11月14日 (金)

注意すべき脳神経疾患

10月 当院看護師向け講義分を動画にアップしました。今回は症候学的なお話で、頭痛、めまい、しびれについて鑑別疾患を踏まえて外来、病棟看護師向けに私見を述べています。
https://www.youtube.com/watch?v=mlFr3z8ccmQ&feature=youtu.be

長崎北高創立50周年記念誌 18回生寄稿

同級生にもらった元気と心の支え

北高50周年おめでとうございます。我々18回生は高校2年の7月23日、長崎大水害を経験しました。部活帰りに松山町で遭遇した私は家の下を流れる川が氾濫して橋が渡れず、商店街のケーキ屋さんで一泊し翌朝帰宅しました。停電、停水が一週間続き、全国から支援物資が届きました。一週間後に福岡市内で玉竜旗剣道大会が予定されており多くの高校は出場辞退しましたが、顧問の香田郡秀先生(現筑波大学教授)にお願いして車2台で8時間かけて一般道を通り出場しました。東北大震災の際、津波の被害をTVでみた際、長崎大水害の記憶が呼び覚まされました。高2に受けた支援を今度は東北の方に少しでも、という思いもあり宮城県内での支援活動に3年前参加しました。

昭和50年代後半、各都道府県に医大が設置され、新聞各紙は将来医師過剰時代が到来すると記事を書き、医学部離れの傾向が出ました。私もこの噂に随分迷わされましたが、心の支えになったのは同級生の原君でした。彼は柔道部、稽古帰りにちんば坂を下りながら将来医師になりたいことを話し励ましあっていましたが、消化管にできた肉腫で闘病生活を大学病院で送り、病床で卒業を迎えました。現役で医学部に落ちた報告に行った際、原君から自分の分も頑張って欲しい、自分は外科医になりたかったと言われたのを覚えています。現在、長崎市内の救急病院で脳外科医として勤務している私にとって原君との約束は今でも忘れることは出来ません。

今年8月に18回生は30周年記念同窓会を開催するにあたり幹事会が先月ありました。高校時代11クラスあれば一言も話をしたことがなかったのに同窓会になると気軽に話が出来るから不思議です。懇親会で大水害の話題にはどうしても触れてしまいますが、各人が卒後のことを語り始めました。大学卒後、転々と職を変えて今は事務所を構えている人。卒後、愛知で水害に遭い、長崎に戻り専門学校の事務長をしている人。高校時代の活動からはとても想像できなかったのに今では議員活動をしている2人。北高にSECOMが入るきっかけを作った人も今では立派な社会人。根っからのバイク好きで今は単身赴任、中国でバイクを製造している人。某企業で兵器を作っている人。介護保険がスタート時ケアマネージャーへ転職した人。世界一周旅行後に父の会社を継ぐ為に長崎に戻ってきた人。転勤が多い銀行員、単身赴任で支店長。同級生のその後を聞いて、元気を貰いました。

マスコミの未来予想図ほどいい加減なものはありません。大水害や震災で方向性が変わることだってあるでしょう。要は自分が将来何をしたいか目標を決めて一途に努力するしかないんでしょうね。高校時代は想像すら出来なかった世界に30年後はいるかもしれませんが。18回生から現役北高生にエールを送ります。

18回生 鬼塚正成

 

2014年5月29日 (木)

アルコール依存症ではなく使用障害へ

アルコール依存症がアルコール使用障害へ、これは何か違和感を感じますが慣れないといけません。精神分裂病が統合失調症に変更されたように決まったことはそれとして今日からカルテ記載時に気を付けます。

 ■変わる主な病名や用語の一覧(日本精神神経学会による)

アルコール依存症         → アルコール使用障害

性同一性障害           → 性別違和

神経性無食欲症(拒食症)     → 神経性やせ症

解離性同一性障害(多重人格)   → 解離性同一症

注意欠如・多動性障害(ADHD) → 注意欠如・多動症

アスペルガー症候群、自閉症    → 自閉スペクトラム症

言語障害             → 言語症

 ■新しい病気

・カフェイン使用障害

・インターネットゲーム障害

心の病の名称や用語について、日本精神神経学会が新しい指針を作り、28日公表した。「アルコール依存症」を「アルコール使用障害」などに変更した。学会は今後、全国の診療現場で使うように呼びかける。

 国内でも広く使われている、米国精神医学会の診断手引「DSM―5」が昨年5月に改訂された。様々な訳語が出て混乱しないように、関連学会が共同で名称を検討した。

 「性同一性障害」は本人が実感として感じる「性別違和」。「神経性無食欲症」は食欲がないわけではなく、やせたいという願望があるので、「神経性やせ症」に変えた。子どもの時期に多い病気を中心に、「障害」という言葉を使うのを減らした。(桜井林太郎)

朝日新聞  2014年5月29日(木) 配信

2014年1月20日 (月)

脳外科でよく使う内服薬

当院採用の内服薬で脳外科でよく処方するを看護師さん向けに40分間で講義した1/15/2014分を総務の宮崎さんがyoutubeにアップしてくれました。ありがとうございます。当日勤務、都合で聴けなかった看護師さんの役に立ってくれたら幸いです。

http://www.youtube.com/watch?v=btf2A-ou9kI

2014年1月 3日 (金)

認知症を考える2014年初頭に

自分の親が認知症、徘徊で警察から夜に呼び出される体験をすると、少し家族の気持ちが理解できるようになりました。認知症勉強会も長崎市北部でスタートした2013年。Levy小体型認知症の診断って難しいな~と思っていましたが、その目で診るとLevyを見逃していたことに気付き、アリセプトOD3㎎から開始して効果ある症例を経験、少し分かってきた感があります。それでも認知症は診断できても、家族と相談していい方向へのベクトルを付けるだけで精一杯です。勤務医としては家庭医である開業医との連携に頼ります。

今月にはケアマネージャー、行政の担当者、歯科医を呼んでの勉強会から開始します。脳外科医、神経内科医、精神科医が認知症は専門と勘違いしている方が多いかもしれませんが、現実は違うように思います。私にとって認知症は出来れば避けたい分野だったかもしれません。脳外科医、救急医としての活動も去ることながら認知症との関わりも深めていきたいな~と2014年初頭に思うのでした。

2013年12月18日 (水)

徳洲会事件について一職員が思うこと

 9月から選挙違反から幹部、前理事長家族の逮捕、猪瀬知事への献金問題で連日マスコミに徳洲会という名が連呼されています。そんな中、当院では入院患者数が減ることもなく事件前と変わらぬ診療体勢が継続出来ていることは不思議というか、患者さんに感謝すべきことで毎日嬉しく噛みしめて診療しています。

 次女さんが罪を認め、連座制が適応されて早期解決に向かうか?と期待しましたがそうではないようです。前徳田虎雄理事長が全国に病院を作っていく時代、代議士になった方がうまく事は進む、それはあったと思います。次男の毅議員が後継者として代議士になる意義が薄れ、更に応援に行く職員の中にも毅議員に対しての尊敬の念、選挙応援をする理由づけに疑問が生じていたように中から見て思いました。今回の事件は前能宗事務総長を解雇したことにより、内部告発がなされたことに端を発します。大手企業であれば、不祥事があったにせよ秘密を全て知っている側近は解雇せず、左遷という形をとってグループ内に置いておくのが常識でしょう。しかし、それをしなかった。ALS発症後、家族の権力が強くなり、家族が能宗さんを排除しようとした、そこから歯車が狂いだし事件化されていきます。徳洲会が放逐した能宗氏が書いた文章があります。http://www.tokushukai.or.jp/media/chokugen734.html

ALSになってから前理事長のカリスマ性は更に増し、鳩山元首相が沖縄基地移設の候補地で徳之島が上がった際、病室を訪問されたりもしました。本来ならば目の追視のみでコミュニケーションをとるレベルの病人が依然として最高指導者であり、取り巻きが家族を優遇、政治色は相変わらず前理事長の指令でお金をつぎ込んだ、それに意見を述べることも許されない、異常な雰囲気があったと(徳洲会に入職して3年2カ月しか過ぎていませんが)想像します。

 私は毎月、近くの公民館で講演活動をしています。徳洲会事件についてスライド1枚を作り必ずお詫び、医療専心、徳洲会が生まれ変わるチャンスと発言しています。鈴木新理事長の下、今までの徳田家中心の政治と深い関係を持った組織が刷新され、徳洲会がうたう、命は平等だ!の理念の下、救急医療、過疎地の医療、海外での医療支援活動等、医療活動に特化した医療法人に生まれ変わることを願ってやみません。これは日々真面目に仕事に励む、多くの徳洲会グループ職員が望んでいることですし、良心的に徳洲会を考えて頂ける外部の方も同じ想いではないでしょうか。

来年はきっと徳洲会が、また一員の長崎北徳洲会病院にとってもいい年になることを例年以上に望んで今年最後のブログといたします。

I wish you a Merry Christamas and a happy new year!

2013年10月17日 (木)

日本の電子カルテ ガラパゴス化

平成医新塾で世界の医療情報の動向テーマに加納早稲田大学名誉教授の講演が昨晩ありました。

イタリアの患者さんがギリシャの薬局で処方を受ける際、Europe は医療情報の国際標準化が出来ているからイタリアの医療保険を利用して同じ処方を受けることが出来るビデオを見てグローバル化の意味が理解出来ました。

安倍首相が医療の国際化を前面に出している現状で日本の電子カルテは富士通、NECと各社ばらばらでガラパゴス状態な現状、アメリカも以前はそうだったらしいですがGEがアメリカでは電子カルテのシェアが多くなり一元化の動きあるらしいです。

長崎のあじさいネット、宮崎県のはにわネット、静岡ふじのくにネットとそれぞれ独自の医療情報体系、プロトコルを使っているため相互接続は出来ない「ガラパゴス」になっているという話がありました。Archetypeという医療情報を構成する基本単位を初めて知った私ですが興味ある内容で聴いた価値がありました。

2013年10月14日 (月)

共同通信記者の強要~病院の受付でテーブルを叩いて凄む愚行

それにしても徳洲会に長く勤務しているスタッフは免疫が出来ているのか逞しいです。それに対して入職して3年経過したばかりの私は、この医療法人本当大丈夫か?治験じゃなくて地検が入る病院って初めてだし、みかん一つ患者からは貰うなと言う影で理事長の家族は潤っている事実に唖然とします。共同通信の記者も正義感から出た強要かもしれませんが、ちと教養が足りませんでした。選挙なんて好きな職員はほとんど居ないんです、騒動は極力考えずに淡々と働き続けたいだけなんです。マスコミの中にも良識のある人は居るはずなんですけどね。
http://www.news24.jp/nnn/news8742656.html

新小児科医のつぶやきで取り上げて頂きました。http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20131017

2013年10月 4日 (金)

わるいやつら

週刊新潮OBが関与! 徳洲会マネー100億円を貪る「わるいやつら」
(週刊文春 2013年10月10日号掲載) 2013年10月2日(水)配信

http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/bn-20131002-3180...

徳田毅議員の選挙違反事件で医療法人「徳洲会」グループに東京地検特捜部の強制捜査が入ったが、週刊文春編集部が独自入手した内部資料によると、徳田虎雄理事長の元側近2人が巨額の資金を横領していた疑いがあることが明らかになった。

 元側近とは、虎雄理事長の金庫番・能宗克行氏と、「週刊新潮」「フォーカス」などの記者を務めた新潮社元社員・久恒信夫氏。

 能宗氏は虎雄理事長が難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹患後、虎雄理事長が設立した政党「自由連合」の口座から週末ごとに1千万単位で預金を引き出していたことが預金通帳の履歴に残っている。使途は不明だが、能宗氏の机の引き出しから多数の馬券のコピーが発見されたことから、競馬に浪費した疑いがもたれている。

 一方、久恒氏は自身が設立した会社で「徳洲新聞」の編集を請け負っていたが、制作費を年間数億円分も過大に請求していたことが判明。巨額の剰余金がどこに消えたのかは不明だが、新潮社退社後に豪邸を建設したことが明らかになっている。

 なお、両人とも亀井静香代議士と親しい関係にある。

 徳田ファミリーの選挙違反事件と合わせ、元側近2人の疑惑についても厳正な捜査が望まれる。

文/「週刊文春」編集部

この際、全ての膿は出しきって徳洲会は再生したいですよね。一地方の病院スタッフより。

2013年9月30日 (月)

徳洲会グループの再生を願う

「徳洲会グループの再生を願う有志の会」の勇気に敬意を表します。9/17以降、患者さん、家族から激励される日々でした。しかし、マスコミからの情報のみで週刊誌を読んでいる患者さんの方が私よりも詳しかったりします。医療に専心、ごもっともです。

「徳洲会」院長ら16人が緊急声明

公選法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた医療法人「徳洲会」グループの病院長ら16人が、職員に説明や謝罪をしていない徳田虎雄理事長(75)ら執行部の対応に抗議する緊急声明を系列病院に送付したことが30日、徳洲会関係者への取材で分かった。

 徳洲会をめぐっては、強制捜査後に一部の理事を外して幹部会議を開き、捜査対策を協議していたことが既に判明。執行部批判がさらに強まる可能性がある。

 関係者によると、声明文は四街道徳洲会病院(千葉県四街道市)の大嶋秀一院長ら16人が署名。「徳洲会グループの再生を願う有志の会」の名前で、全国の66病院や徳洲会東京本部などに送った。

 声明文は「(徳田理事長らが検察に)徹底抗戦するという信じられない方針が幹部と職員に伝えられている」と指摘。「命令で選挙違反に従事させられた職員にさらに犠牲を強いるような行為に強く抗議する」としている。

 さらに「選挙などでの違法な政治活動は今後一切行わない。原点に立ち返り、より質の高い医療を実行していきたい」と記している。

 大嶋院長らは29日、都内のホテルに集まり、弁護士を交えて事件の背景などについて意見交換した。(共同)[2013年9月30日19時27分]http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20130930-1197660.html

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