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2017年5月29日 (月)

認知症予防、脳卒中予防

長崎中小企業経友会にて525日ホテルニュー長崎で講演した時の要旨です。

 天然ボケという言葉がありますが認知症と正常との境界を見極めるのは大切で、具体的に患者さんに質問し、その答えを例に出して説明しました。直前のこと、イベントが思い出せないとなると認知症かなと疑います。女性と男性では生活様式が違いますから、質問にも温度差があり、ゴミ屋敷、徘徊、運転免許という社会問題が絡んできます。現在4種類の認知症薬が発売されていますが、効果が出る方も確かにいますが、内服を続けても進行することがあります。

アルツハイマー型認知症ではアミロイドβという蛋白が神経細胞に接着して死滅させます。アミロイドβは夜間睡眠中に排出されますから、良好な睡眠をとることは認知症の予防になります。また排出させるには脳循環が良好でないといけません。しなやかな脳血管を保つには血圧管理が重要です。バランスのいい食事を紹介しましたが、日本人の場合、減塩することが重要です。また、脳は体で使うエネルギーの20%を使いますから、ブドウ糖を効率よく脳が利用するには血糖の日内変動を少なくして安定させることが大切です。肥満者が多い長崎県では朝食を抜いて昼にどか食いをしたり、甘い味付けの食事を摂ったり、飲酒して〆の食をとる傾向が他県より多くみられるそうです。1日の歩数は男性において各年代で全国平均を下回っています。有酸素運動を増やして脳を活性化し、コミュニケーション、編み物、囲碁や将棋も脳のトレーニングとなります。脳卒中予防は認知症予防と重なる部分が多く、特に脳梗塞を予防するのに脱水予防で飲水の意義とタイミング(心不全の方は主治医と相談が必要です)について説明しました。

再生医療で世界をリードする日本です。近い将来、認知症に対して新薬が生まれることが期待されます。それまでの間、認知症予防に努め、長く健康的に生きていけるように現在の生活を見直してみてはいかがでしょうか。

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