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2016年2月17日 (水)

院内災害発生時への対応

これは随分前の記事になります。

長崎北徳洲会病院の鬼塚正成・脳神経外科部長は、院内で災害が発生したときに、速やかに患者さんを避難誘導するため、TMAT(徳洲会医療救援隊)のベーシックコースを受講するように提言している。

きっかけは10月12日に同院2階の空調機械室でボヤ騒ぎがあったことによる。原因はICU(集中治療室)の空調を行うヒーターの回路からの漏電だった。ボヤは職員によってすぐに消し止められたが、防火扉を閉めたにもかかわらず、2階の病棟では焦げ臭さが漂っていた。ボヤの発生から間もなく、院内に災害が起きていることを知らせる“暗号”放送で、2階病棟に集まった鬼塚部長や職員らは、同じフロアにある臭いのしない作業療法室に、入院患者さんを移動させた。「20人の患者さんを、20人余りの職員で、移動させました。万が一、有毒ガスが発生していて、患者さんが気管支炎にでもなったら大変だと考えたからです」と鬼塚部長。

患者さんの移動は、車いすを使用したり、職員が抱えたりして行ったが、要した時間はわずか5分だった。スムーズに避難誘導できたのは、暗号による院内放送により、職員らが速やかに2階フロアに集合し、マンパワーがそろっていたことと、「長崎大水害のとき、患者さんを避難誘導した経験が生きました」と鬼塚部長は分析する。

そして何よりも、昨年10月に同院で開かれたTMATのベーシックコースを受講した職員らが、リーダーの役割を果たし、的確に指示を出したことが奏功した。鬼塚部長は、「昨年の東日本大震災のとき、私と職員も救援に駆けつけました。そのとき、現地の中学生が先頭に立って、救援活動にあたったという話をTMAT事務局から聞き、大変感銘を受けました。そこで、私たちも訓練の必要性を痛感したのです」と、受講理由を明かす。

2階病棟の患者さんを避難誘導した後は、3階、4階病棟の患者さん80人余に、“バケツ・リレー”で昼食を運んだ。これはエレベータを止めていたためで、階段に職員を配置し、食事のトレイを受け渡しして行った。「食事をとることにより、患者さんに安心してもらおうと考えました。リレーは順調にいき、通常と変わらない時間に昼食をとってもらうことができました」(鬼塚部長)。鬼塚部長は今回のボヤから得た教訓として、「昼間だったから、まだよかった。これが夜間だと職員も少なく、大変です。今後は、携帯メールで当院近くに住む職員を呼び出したり、避難ルートの再検討などを行ったりしていきたいと考えています」と余念がない。リレー方式で患者さんに食事を運ぶ、写真は右から2人目が鬼塚部長(再現)

http://www.tokushukai.or.jp/media/news/shinbun856.html

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