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2011年7月 4日 (月)

薬価が高くて浸透しない薬:プラザキサ

全国47都道府県9,400名対象『国民の薬に関する認識度調査』約8割が医療費に不安!処方薬の価格に高い関心-効果・効能、安全性・副作用よりも、一番気になるのは薬代と4割が回答

ファイザー株式会社

http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2011/2011_06_27_02.html

ダビガドラン(商品名 プラザキサ)期待していたのですが、思ったよりも開業医に浸透していません。うち周囲の病院全て採用されていますが、開業医は循環器内科、脳外科の医院のみです。高齢化に伴い心房細動患者が増え、心原性脳塞栓予防に採血検査が頻回に要らない、ビタミンK含有食の制限なしで期待していたのですが、、、

消化器内科医で在宅をされている先生にワーファリン内服中の方を紹介し、貴院ではダビガトロンに変更して頂いて結構ですと紹介状を書くと、薬価が高くてワーファリンを継続しますね、と返事が来ました。従来のワーファリンの1日35円程度から1日薬価460円~530円の薬にスムーズに切り替えられるか?開業医さんの間では、あまり浸透していない印象があります。
1.日経メディカルで紹介があった腎障害患者への使用で出血、死亡の例もありますし腎排泄の薬ですから慎重に処方が必要なこと。
2.ワーファリンと違って拮抗薬がない。
3. PT INRのような薬の効果をみる指標がない、APTTで果たして代用できるのか?
4. 超高齢者への内服量ですが、半減しても効果は期待できるのかstudyがない。

5.12回投与となりワーファリンの11回と比べて飲み忘れの可能性あり等、問題はありそうです。
それでも今後、バイエルのRivaroxaban、ファイザーのApixaban、さらに第一三共のEdoxabanと類似薬は出て参りますが、開業医に浸透するのはいつ頃になるでしょうか。

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