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2011年7月

2011年7月14日 (木)

健康に生きていくためには@上長与

健康情報番組のバックナンバーをみて今日の健康講座「健康に生き​ていくためには」に臨みました。http://kenkou.ktn.co.jp/back-n​umber.html
今までは専門の脳卒中だけ話をすれば良かったのですが、メタボ、​睡眠、生活習慣病、食事、運動と今まで語ったことがない分野を担​当するにあたり1か月間かかけて勉強しました。今までと違い、身​近な話題だったせいでしょうが講演後の質問が多く活発な質疑応答​となりました。

1.睡眠導入薬を飲んでいますが、SAS睡眠時無呼吸症候群の治​療で睡眠薬、精神安定剤を服用すると気道を緩めてしまうと話をさ​れましたが中止しないといけませんか?
2.現在降圧剤を飲んでいて血圧が110/70なんですが、これ​から先も服用を続行しないといけませんか?
3.糖尿病患者は睡眠時間が短い群と長い群に多いと話がありまし​た。睡眠時間5時間位しかないんですが大丈夫でしょうか?
4.35年前に兄がくも膜下出血で倒れて亡くなったんですが、今​の治療は進歩していますか?
5.公園で散歩するにも遠いので自転車で行きは坂を下って通い楽​なんですが、帰りは逆に自転車を押しているが、これでいいんでし​ょうか?
6.心筋梗塞で友達が病院に運ばれた際、不整脈が出ていて、先に​ステント治療、その後半年してペースメーカー植え込みがあったん​だけど、そんなもんなんでしょうか?

返答に困る質問も多々ありましたが満足頂けたでしょうか。過去に​脳卒中の講演しかしたことがない人間が専門外の勉強をすると聴衆​よりも自分の為になっています。今日は手術を入れていなかったの​で午前は公民館、夕方は製薬卸会社で脳卒中の講演をして喋り過ぎ​の一日でした

2011年7月 8日 (金)

戦渦の外科医ノブコ

http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20110707.html

7月7日(木)夜10:55~放送終了
7月12日(火)午前1:30~<総合>再放送

黒﨑伸子(くろさきのぶこ)

外科医。1957年生まれ、長崎県出身。1981年長崎大学医学部卒業。1983年より長崎大学医学部付属病院第一外科、国立小児病院外科などで小児外科医として勤務。長崎医療センター小児外科医長・外科医長を経て、現在は黒﨑医院および市立大村市民病院で勤務。2001年より国境なき医師団(MSF)の医療援助活動に参加し、スリランカ(3回)、ヨルダン、インドネシア(2回)、リベリア、ナイジェリア、ソマリアに計9回派遣され、外科医としての活動に従事。20103月よりMSF日本会長を務める。

黒崎先生は研修医時代、小児外科と一緒に診ていた患者さんの件でご指導頂いたことがあります。「あなたがしっかりしないと駄目でしょう。」なんて厳しいお言葉も頂戴しましたが、女性外科医で颯爽としていて格好いい先輩だな~と思っていました。今では国境なき医師団の日本代表として活躍されています。東日本大震災後のテレビ番組にも出演されていました。卒後20年経って病院に掲示されていたポスターを見て決めたと番組の中で言われていました。私も同じような年齢になり、その気持ちは少し理解できます。爆笑問題、医学生とトリア―ジをされていましたが一般人が見てもおもしろい企画でした。見逃した方は是非みてください。

2011年7月 4日 (月)

薬価が高くて浸透しない薬:プラザキサ

全国47都道府県9,400名対象『国民の薬に関する認識度調査』約8割が医療費に不安!処方薬の価格に高い関心-効果・効能、安全性・副作用よりも、一番気になるのは薬代と4割が回答

ファイザー株式会社

http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2011/2011_06_27_02.html

ダビガドラン(商品名 プラザキサ)期待していたのですが、思ったよりも開業医に浸透していません。うち周囲の病院全て採用されていますが、開業医は循環器内科、脳外科の医院のみです。高齢化に伴い心房細動患者が増え、心原性脳塞栓予防に採血検査が頻回に要らない、ビタミンK含有食の制限なしで期待していたのですが、、、

消化器内科医で在宅をされている先生にワーファリン内服中の方を紹介し、貴院ではダビガトロンに変更して頂いて結構ですと紹介状を書くと、薬価が高くてワーファリンを継続しますね、と返事が来ました。従来のワーファリンの1日35円程度から1日薬価460円~530円の薬にスムーズに切り替えられるか?開業医さんの間では、あまり浸透していない印象があります。
1.日経メディカルで紹介があった腎障害患者への使用で出血、死亡の例もありますし腎排泄の薬ですから慎重に処方が必要なこと。
2.ワーファリンと違って拮抗薬がない。
3. PT INRのような薬の効果をみる指標がない、APTTで果たして代用できるのか?
4. 超高齢者への内服量ですが、半減しても効果は期待できるのかstudyがない。

5.12回投与となりワーファリンの11回と比べて飲み忘れの可能性あり等、問題はありそうです。
それでも今後、バイエルのRivaroxaban、ファイザーのApixaban、さらに第一三共のEdoxabanと類似薬は出て参りますが、開業医に浸透するのはいつ頃になるでしょうか。

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